2020年までの未来ストーリー

自然

私たちの松本は、北アルプスや美ヶ原といった美しい山並みを望み、整った田園風景が連なり、市街地に湧水が流れる豊かな自然環境に恵まれています。しかしながら、近年、その美しい自然環境も開発などにより、失われてきている部分もあります。私たち市民にとって、また重要な観光資源でもこの自然環境を活かしたまちづくりを行っていかなければなりません。

自然環境については、次の3つの視点からアプローチして将来像を考えてみました。

①市街地
市街地には街路樹が美しく整えられ、至るところに湧水があり、美しい女鳥羽川の流れを形成しています。環境整備に対する市民の意識が高く、日々の清掃活動が行き届き、ゴミや落ち葉さえもほとんどみられません。観光客もこの活動を目にして、マナーが向上し、ポイ捨てなどをするひとは誰もいません。美しいまちが保たれています。

②里山
松本の市街地の周囲には田園風景が広がり、そこには人の手の加わった里山が形成されています。近年の農業集落の過疎化、高齢化などにより、里山も荒廃が進んできていることが危惧されていますが、里山は昔から、木の実や山菜を採ったり、狩猟をしたり、薪の切り出しや炭焼きなどを行ってきた貴重な自然資源です。松本は都市部と里山が近接していることから、住民同士の交流などを深め、都市住民の憩いの場として活用しながら、保全をすることがしやすい基盤を備えています。アウトドアレジャーの一環で、山歩きをしながら下草刈りや遊歩道整備など、楽しみながら手入れを行うことで美しく、利用価値の高い、里山が保たれます。

③山岳
里山のさらに外側には、北アルプスなどの雄大な大自然が広がります。これらはまさに岳都松本としてだけでなく、世界的にも貴重な財産でもあります。人気の高い観光地でもあるため、毎年大勢の観光客、登山客がこの大自然のなかに入っていきます。人が入ることにより、ゴミなども目立つようになってきているほか、貴重な高山植物などを採取されるなどの問題も発生しています。10年後の松本では、入山者に対する意識づけが非常にしっかりしていて、マナーのよい登山が行われる先進地として、他地域の手本となっています。

以上のような取り組みにより、美しい自然環境が自慢の松本として、多くの人に愛されるまちになっていることでしょう。

中2階トイレ前

2013年3月より

JR松本駅改札口正面

2010年12月5日より

主催:
社団法人松本青年会議所
〒390-0811
長野県松本市中央1-23-1松本商工会館3F
TEL.0263-32-7646
FAX.0263-36-2024
協力:
エクセラン高等学校
松本第一高等学校
美須々ケ丘高等学校
松本工業高校
松商学園高等学校
後援:
松本市
松本市教育委員会
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  • ぼくらの未来予想図作成にあたって