2020年までの未来ストーリー

「ともに描く ぼくらの未来予想図 10年後の松本」の作成にあたって

私たち青年会議所メンバーが子ども時代を過ごした1970年代、来るべき21世紀の未来予想図が盛んに描かれ、子どもたちは皆、ワクワクしながらそれを見ていました。透明のチューブでつながれた高層ビルの間をエアカーが飛び交い、宇宙旅行にも出掛ける人々。
‥‥さすがにそこまでの世の中は、まだ訪れませんが、携帯電話や壁掛けテレビなど、かなりのものが実現化され、私たちは普通に利用しています。ものの豊かさを追い求めることの是非は別にして、人は未来をイメージしながら、それを実現させようとすることこそ、やる気の源になります。
最近はテレビや雑誌などでも未来予想図を目にすることがなくなりました。長引く景気低迷や人口減少など、とかく暗い話題が多い昨今、子どもたちはどんな未来をイメージしながら、この時代を過ごしているのでしょうか。このような状況を受けて私たちは、将来を担う若い世代のために、次の時代の未来予想図を掲げたいと考えました。
「将来、若者が熱くなれる魅力ある街」というテーマに重きを置き、大人が先導して掲げる将来ビジョンではなく、実際に10年後の松本の主役になっているであろう現在の高校生を主役に据えて、一緒に検討を重ねてきました。自分たちの暮らすこの松本のことを真剣に考えることで、彼ら自身にも強い郷土愛が育まれるものと捉えたものです。

未来予想図の作成にあたっては、まず、大名町通りの旧鶴林堂ビルに「未来予想図創造室」を設置し、プロジェクトの舞台としました。そして、経済、交通、環境、食文化など9つのテーマを設けてグループに分かれ、高校生と青年会議所メンバーとでワークショップを重ね、「10年後の松本」の将来ビジョンをつくりました。そこから、美術部のメンバーにバトンタッチして、大キャンバスに、その将来ビジョンを具現化してもらいました。
そして、完成した未来予想図は、高校生が最もよく利用する松本駅の改札前に展示し、この未来イメージをもって、都会で知識や技術を身につけたのち、松本に戻って夢を叶え、活躍してもらいたいと思っています。自分の夢の実現のための努力が、ひいては地域の発展にもきっとつながると私たちは考えています。

最後に、今回のプロジェクトに賛同し、多大なるご協力をいただきました各学校の生徒の皆さま並びに職員の皆さま、松本市役所の皆さま、松本市教育委員会の皆さま、JR松本駅職員の皆さまには心より感謝申し上げます。

集合写真 集合写真

2010年度 社団法人 松本青年会議所
故郷の誇り創造会議 議長 富樫 慎


【故郷の誇り創造会議メンバー】
赤羽 一仁
中林 玲
淺川 貴央
上田 裕敏
大久保 勝美
小野 哲也
早田 和重
三澤 彰
吉澤 祐介
【担当副理事長】中田 忠章
【第51代理事長】水野谷 武士

中2階トイレ前

2013年3月より

JR松本駅改札口正面

2010年12月5日より

主催:
社団法人松本青年会議所
〒390-0811
長野県松本市中央1-23-1松本商工会館3F
TEL.0263-32-7646
FAX.0263-36-2024
協力:
エクセラン高等学校
松本第一高等学校
美須々ケ丘高等学校
松本工業高校
松商学園高等学校
後援:
松本市
松本市教育委員会
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