2020年までの未来ストーリー

城下町

日本中に城下町はたくさんありますが、その多くで画一的なまちづくりが進み、本当に城下町らしいまちは数少なくなっています。私たちの松本も城下町らしい雰囲気をもったところは僅かで、オフィスビルや商業施設が建ち並ぶほか、中心市街地にも、高層マンションが多く建設されてきています。
城下町松本として、市民の居心地のよい、そして観光客にとって魅力的なまちづくりを進めていかなくてはなりません。

10年後の松本、そこには昔の姿が取リ戻され、城下町の面影を残すまちが整備されています。お城も外堀や御殿などが復元され、その周囲には、江戸時代風の茶屋や食事処、地域の特産品を売るお店などが連なっています。お城好きや歴史好きを問わず、生まれ変わった観光地として国内外から注目を集めるようになっています。

古い街並みを再現するだけでなく、駅周辺には都市的な機能も充実しており、観光客に対する情報発信も、IT技術などを活用して行われています。まず駅を降りると、大きな公共の電子掲示板がリアルタイムに情報を伝え、1人ひとりがほしい情報に辿り着けるようタッチパネル式のディスプレイなども整備されています。これによって、皆が迷うことなく、自分の楽しみたい松本の観光スタイルを選び、満喫できるようになっています。

お城はある種のテーマパークのようになっていて、城内に入るためには、通行手形が必要で、関所でこの手形を見せて出入りします。手形には種類があり、さまざまなサービスとセットになっています。イベントや市内の交通機関や公共施設、飲食や宿泊など、松本のまちを幅広く楽しむことができるようになっています。

お城やそのまわりではさまざまなイベントやツアーが行われています。城内ではお花見や能や狂言、火縄銃の模擬演習などの催しが観光客を楽しませています。お城の外では、史跡を巡るウオーキングツアーや湧水巡りツアーなども行われ、これらは地元の市民ガイドにより支えられています。また、市民ボランティアは定期的に清掃活動を行い、城下町を美しく保っています。

このように、お城を中心に、観光客と市民が一体となってまちを盛り上げている松本は、1泊2日程度の行程では見切れないほどの魅力に溢れており、訪れた観光客がもう一度来たいと思い、そしてまた来たときには新たな発見があり、リピーターとして定着するような、そんなまちになっていることでしょう。

中2階トイレ前

2013年3月より

JR松本駅改札口正面

2010年12月5日より

主催:
社団法人松本青年会議所
〒390-0811
長野県松本市中央1-23-1松本商工会館3F
TEL.0263-32-7646
FAX.0263-36-2024
協力:
エクセラン高等学校
松本第一高等学校
美須々ケ丘高等学校
松本工業高校
松商学園高等学校
後援:
松本市
松本市教育委員会
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  • ぼくらの未来予想図作成にあたって