2020年までの未来ストーリー

音楽

音楽松本で音楽といえば、真っ先にサイトウ・キネン・フェスティバルがあげられます。国内のみならず、海外にもこのイベントを心待ちにしているファンも多く、シーズンには多くの来訪者でまちが賑わいます。

そして、松本は世界中の人に親しまれているスズキ・メソードの発祥の地でもあります。また、小中学生のブラスバンドの活動も活発で、全国大会常連の学校も多くあります。最近では市民団体の手により運営される松本ミュージックフェスティバルも定着してきました。日本中で松本ほど楽都の名が似合うまちはないでしょう。しかし、本当に市民の日常生活に深く音楽が浸透しているかと問われると、まだ十分ではないように思われます。この素晴らしい音楽の土壌を活かしながら、まちづくりに展開していかなければなりません。

10年後の松本には、街中に音楽が溢れています。かつてシャッター通りだった商店街は、夜は歩行者天国になり、活気に溢れています。飲食店の中からは生バンドの演奏が聞こえてきます。流れてくる音楽のジャンルも様々で、ロック、ジャズ、クラシック、ラテンのリズムも聞こえてきます。店に集う市民や観光客も、音楽を通じてより 打ち解け、交流が進みます。日本の伝統音楽の演出もあります。松本城や四柱神社、深志神社では毎月、雅楽や能、長唄、琴、三味線などが奏でられ、日本の伝統文化が受け継がれるとともに、外国人観光客も、興味深くこれを聞いています。

音楽は医療分野にも活用され、松本は最先端の音楽療法を取り入れたまちになっています。音楽が心を癒し、心身の健康回復を手助けします。病院には、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーが出前コンサートを開いてくれたり、小学生がマーチングバンドの練習の成果を見せに来たりします。また、音楽療法は聞くだけではありま せん。演奏する楽しさ、喜びも、病気や怪我の回復に効果をもたらします。ピアノの先生は左手の使えない患者さんに、右手だけで弾ける曲を教えてくれます。小児病棟の婦長さんは指揮者となって入院中の子供たちと一緒に合唱します。いつの間にか皆が笑顔を取り戻しています。松本は健康で長生きなまちとして注目を集めています。 このように、私たちの松本は市民1人ひとりが音楽に親しむ、本物の楽都に成長していることでしょう。

中2階トイレ前

2013年3月より

JR松本駅改札口正面

2010年12月5日より

主催:
社団法人松本青年会議所
〒390-0811
長野県松本市中央1-23-1松本商工会館3F
TEL.0263-32-7646
FAX.0263-36-2024
協力:
エクセラン高等学校
松本第一高等学校
美須々ケ丘高等学校
松本工業高校
松商学園高等学校
後援:
松本市
松本市教育委員会
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  • ぼくらの未来予想図作成にあたって